2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
スカとドゥッカの原風景 私はこれまで様々な事例を挙げて、古代インドにおいていかにチャクラ(車輪)と言うものが重要な意味を持っていたかについて語ってきた。 そのチャクラ思想の起源は、インド・アーリア人の祖である、スポーク式車輪を世界で最初に開…
前回はインド・アーリア人の原風景、シンタシュタ文化のチャクラ・シティについて紹介した。彼らにとって、車輪やラタ車(戦車、馬車、牛車)がどれだけ重要であったかがイメージできたと思う。 インド・アーリア人にとってのラタ車とは、海洋民族にとっての船…
インド人にとっての輪軸のアナロジーがもつ重要性とその意味を、本当に実感を持って理解するためには、まずは車輪がインドにおいてどの様な存在だったかを、様々な角度から理解しなければならないだろう。 それにはまず、歴史的な理解が必要だ。この木製スポ…
『あらゆるインド思想の核心には、車軸と車輪のアナロジーが潜在している』 そう言ってもたいていの人にはいまいちピンとこない事だろう。 車軸と車輪の構造デザイン・機能は、インド思想の核心だ。Rath-Yatra-18 - Rath Yatra Live from puriより インド武…