『真のバラモン』とゴータマ・ブッダ【後編】

前回の投稿では、絶対者Brahmanと梵天神Brahmāとの関係性に一応の決着をつけた後に、『真のバラモン(ブラーフマナ)』という表現あるいは概念について、ウパニシャッドとパーリ仏典の両面から迫ってみた。 そこでは『輪廻からの解脱』を巡って対照的な、大別すると三つのブラーフマナ(バラモン=ブラフマンを知る者)概…